全キリム

30~50年前に作られたムットのセミオールドキリムです。 おとぎ話の挿絵のような美しい色と模様。 紫がかったインディゴベースのシックな世界に、鮮やかな赤やグリーンが冴えます。 黒（深い焦げ茶）の作る模様は影絵のよう。ミステリアスな雰囲気とともに、浮き立つ白のラインが効いています。 不思議の国のトランプのような一枚。 冬のストーブやチェア、もみの木とともに置きたい、楽しくなるキリムです。..

中央アナトリアの南部の山麓地帯、ムットのセミオールドキリムです。色もデザインも、ムットのキリムとしては稀なタイプのものです。 色あいが非常に鮮やかです。染色した糸を多く用いて作られています。 青と緑、赤、それらをよりくっきりと際立たせる白と、カラフルです。セミオールドでやや若く、色合いにも新しさがあります。 荒涼として、染料の原料となる植物の調達が難しいムットの気候風土の中では、おそらく目にすることはなかなかないであろう色彩たち。深海のような濃青、海の底か、もしくは深い森のような緑、深紅の薔薇のような赤です。 このキリムを目にしたムットの人たち、持っていた一家は、おそらくわくわ..

ムットのセミオールドキリムです。 織りや風合いががっしり、しっかりとした印象のものが多いムットのキリムですが、見るからにしなやかそうな糸の風合いと美しい織り目です。 スリットも多く見られ、柔らかな感触のキリムです。 やや縦長めのフォルムの両外側にはナチュラルな同系色のジグザグ模様が広がってゆき、中央はメリハリのある色あいで織られているため、 より縦長の印象を受けます。廊下などに縦にしくと、足下を導く道が延びるように感じることでしょう。 染色もきれいな色が出ていて、紫、スモーキーなピンクがかった赤の色は、それぞれがとても美しい上に、二つの相性がさらによく、 グレーやブラウ..

30~50年前に織られたこのセミオールドキリムは、中央アナトリアの南に位置するタウロス山脈の麓、ムット（ムーツ・ムッツ）の遊牧民たちによる最後の頃のキリムです。 大胆でシンプルなデザインと、アースカラーのナチュラルな色彩がこの世代のムットのセミオールドの特徴ですが、こちらはそんなムットの色合いや雰囲気がとてもよく感じられる一枚。 多くの分量を占め、ベースとなる未染のウールの色調と風合いをよく引き立てる染め糸の選び方、使い方です。ナチュラルでシックで、でも温かさとかわいさ、締まりもある絶妙な配色は、今の感覚にもセンスよく、好まれそうです。 ムットのキリムは、キリムらしいモチーフを用い..

30~50年前に作られたオールドキリムです。 トルコの南トウロス山脈の遊牧民たちが作った最後ごろのオールドキリムになります。 自分でこのキリムを育てて行くのにさいこの値段の上に草木染めと手で紡いだ　pure　wool を楽しめます..

ムットのセミオールドキリムです。織られてから３０年〜５０年ほど経過しているのがセミオールド。 遊牧民たちによって自家用のキリムとして織られたものとしては最後の時代のものです。 とても明るく、透明感やみずみずしさのある赤色が印象的。淡いグリーンや黄色もみずみずしい色調です。 外側に使われた淡めの赤は優しくナチュラルで、中央のデザインに対して、その隣のウールのツイードの茶色とともに、上手に床とつながって一体化してくれるでしょう。 このような色あいとデザインのムットキリムは他にもいくつかあり、それらはどちらかというと深めでほっこりと温かみがあり、どっしりとした「地」や「冬」のイメージ..

ムットキリムにはめずらしい、グリーンをふんだんに使った一枚。 アースカラーのものが多いなか、ぐっとカラフルに見えます。 黒に近い濃い茶と、黄色や赤とのコントラストは鮮明です。 生命の木と上下の分かるデザインはおそらくミフラーブではないかと思われます。 地域や年代によっても、表現の仕方は多様になることがわかります。 小ぶりですが存在感のある色合いとキリムらしいデザインは、ビビットなアクセントとしてお部屋に活力をもたらします。品番　： K23314 サイズ： 103cm x 126cm 産　地： トルコ 年　代： セミオールド 素　材： ウール × コットン..

ムットのセミオールドキリムです。 素朴でざっくりとした重みのある印象のものが多いムットキリムにしては、ピンクやグリーンといった春めいた色合いがめずらしく、 織りも比較的細やかで、詰まった感じの一枚です。 ピンクは、ピンクとはいっても抑えめのサーモンピンクのような、オレンジと茶色味を帯びた落ち着いた色。 若葉を思わせるような美しいグリーンとともに、ベージュとよく調和するトーンです。 ほんわかとした色合いのなかに、現れた墨色のドラゴンモチーフは印象的。 しかし、これがないとこのキリムは始まらないでしょう。 ひとつのラグの上にこのように世界やストーリーが広がるキリム。 ..

パズルのように正確な幾何学模様にはめ込まれた色たちは、まるでモザイクのようです。 そんな数学的なデザインの精緻さとは異なり、色使いやウールらしい質感はとても素朴で、そのギャップがほどよいキリムです。 中央アナトリアの南に位置するムットの、セミオールドキリム。山岳地帯で染料に乏しい環境から、このような素朴なウールの色合いを上手に活かしたキリムが多くみられます。 外側の明るいキャメルと黄色が、このキリムでは非常に個性的なさし色の役割を果たしていて、この茶色中心のキリムに陽気さをもたらしています。 このきっぱりとしたキャメルと黄色、そして濃い茶色や白に、ツイードのような織り地の淡い茶..

30~50年前に作られたオールドキリムです。 トルコの南トウロス山脈の遊牧民たちが作った最後ごろのオールドキリムになります。 自分でこのキリムを育てて行くのにさいこの値段の上に草木染めと手で紡いだ　pure　wool を楽しめます..

30~50年前に織られたこのセミオールドキリムは、中央アナトリアの南に位置するタウロス山脈の麓、ムット（ムーツ・ムッツ）の遊牧民たちによる最後の頃のキリムです。 大胆なデザインと、アースカラーの色彩がこの世代のムットのセミオールドの特徴でもあります。 こちらは比較的メリハリのある色合いとコントラストが個性的な一枚。優れた織りのテクニックとバランス感覚が美しい模様に表現されています。染料の調達がきびしい地域性ですが、フリンジの濃い茶と少しのグレー以外は、すべて染め糸を使って織られています。赤色の染めの深さや多様性も加えて、限られた条件のもと、より多彩な世界を創り出しています。 ワイルドな雰..

30~50年前に作られたムットのセミオールドのキリム。全面がジジム織りです。 刺繍のようなジジムの織り目を生かしたデザインがきれいです。 黄色やオレンジが全体の印象として目を惹きますが、ピンクの夕焼け空のような赤や、グラデーションがきれいなグレーも 素敵な色です。 模様には動きやかわいさもありますが、地織りの濃いブラウンはどっしりとした印象を与えてくれ、安定感と重厚感があります。 流れるようなジジムの織り目はいつまでも見飽きることがなく、楽しませてくれるでしょう。 タウロス山脈の南の山岳地域、ムットの遊牧民たちによる、自家用としては最後のころのキリムです。品..

30~50年前に織られたこのセミオールドキリムは、中央アナトリアの南に位置するタウロス山脈の麓、ムット（ムーツ・ムッツ）の遊牧民たちによる最後の頃のキリムです。 ムットは標高が高く、染料の原料となる植物が乏しい地域です。そのため、キリムに未染の羊毛を紡いだ糸を使うことが非常に多く、それがムットのキリムの特徴のひとつにもなっています。 こちらのキリムも二種類の赤い染め糸のほかは、ウールそのものの色です。キリム作りに不利な条件下で、独特の色使いやデザインを発展させたムットのキリム。しかしそのナチュラルでカジュアルな雰囲気は、現在インテリアとして非常によく受け入れられています。現在人気の北欧..

30~50年前に作られたオールドキリムです。 トルコの南トウロス山脈の遊牧民たちが作った最後ごろのオールドキリムになります。 自分でこのキリムを育てて行くのにさいこの値段の上に草木染めと手で紡いだ　pure　wool を楽しめます..

ムットのセミオールドキリムです。 全体にムットらしい素朴さと力強さで、渋みのある色づかい。 部分的に用いられた明るい色やパステルが少し楽しげで、重くなりすぎないシックさです。 小さいモチーフ部分や、縁取りに使われている赤、黄色、えんじ、紫、ブルー、ピンク以外は、大部分が未染のウールの色を活かした、ナチュラルでフォークロアな雰囲気たっぷりのキリムです。..

小さくて、インパクトがあって、明るいムットのキリムです。 ダイナミックに織り込まれた、ドラゴンあるいはサソリの文様。シンプルかつ明快な願いや祈りが伝わってきます。 色あせぬ明るく、濃いオレンジは生命力を感じさせ、置かれた場所に、挿し色としてのインパクトだけでなく、 元気や勇気も与えてくれそうです。 コントラストも明快で、洒落た雰囲気。 大きなラグに使うには勇気が要ると感じる方にも、このくらいのサイズなら気軽にトライでき、インテリアとしての効果は抜群です。 ナチュラルウールや、ぶどうのような渋みのかかった赤の色合いが、ウールらしいの風合いを感じさせ、 元気なだけでなく..

ムットのセミオールドキリムです。 この時期のムットで好んで織られたデザイン、雰囲気です。 淡めのベージュや赤、ブルーグレーは同じトーンで優しく穏やかな印象。 そこに、黒に近いくらいの濃茶が入って、ぐっとひきしまっています。 メダリオンの内側の赤は少し抑えめのトーンで、続くベージュとよりよく調和しています。 外側の方はより明るい印象。濃茶やブルーとのコントラストが美しく、明るさをもたらします。 しっかりと織られていてどっしりとしており、床敷きもしやすく、カジュアルなデザインはファーストキリムとして どなたにでも使っていただきやすい素敵な一枚です。..

大きく明確な色使いのジグザグメダリオンのムット定番デザインのセミオールドキリム。 しかし他の多くと異なるエネルギーと表情を持った、個性ある一枚に感じられます。 顔の中が描かれていない土偶のような、なにか独特な無垢さと純粋性のようなもの。 頭で考えて緻密に織ったのではなく、おなかで感じたままに織ったような。 なぜでしょう。中央が白く抜けていること、単純明快でコントラストのある色。そして決まりのない自由な配色。 それらはほかのキリムにでもあり得ることですが、とくにこのキリムがもつこの雰囲気は、織り手のもつエネルギーが 反映されたものとしか言いようがありません。 明確な印..

 とても大人っぽい、しゃれた色使いの一枚です。 このシックで「カッコイイ」キリムはムットのセミオールドキリム。中央アナトリア南部の山麓に位置する町で織られました。 色も素敵ですが、織りもとても美しいです。未染の糸にも、染色された糸にも、ウールの質感がよく出ていて、温かみがあります。 濃淡ある茶や、ベージュをベースにした中に、赤み青みの紫系の染色が入って、それがぐっとシックな、このキリムのかっこよさを醸し出しています。インディゴがかったグレーのような色、赤みのあるぶどう酒のような色。どちらにも紫味があることで中央の鮮やかな赤との調和も深まります。ムットキリムの基本..

２mの細長いサイズに、黒み、赤み、黄味、そしてアッシュがかったバリエーション豊かなブラウンの糸を、 まるで寄木細工のように織り分けてできたキリムです。 中央の大胆なデザインに対して、上下のボーダーは細く区切られ、細やかなパズルのように織り分けられていて、 ただナチュラルで素朴なだけの印象には留まりません。 またパープルやカーキ、赤、白などの模様の縁取りによって、このブラウン系のシンプルなキリムが、大人っぽい シックで洗練された雰囲気に仕上がっています。 廊下などに置かれていたら、それは素敵ですね。長いサイズの特性にもマッチした色とデザインです。..

30~50年前に織られたこのセミオールドキリムは、中央アナトリアの南に位置するタウロス山脈の麓、ムット（ムーツ・ムッツ）の遊牧民たちによる最後の頃のキリムです。 大胆でシンプルなデザインと、アースカラーのナチュラルな色彩がこの世代のムットのセミオールドの特徴でもあります。 こちらは比較的明るく元気な色使いの一枚。茜の染め色の赤が、とても素直であたたかです。明暗のグラデーションや、朱のような赤、オレンジとのグラデーションなど、赤を楽しむキリムです。明るさをもたらしながら、奇抜にならない素敵な赤です。押さえになっているグレーや紫、黒っぽい複雑な色合いもアースカラーの滋味深い味わい。 お..

ムットのセミオールドキリムです。 ランダムなようでいて、左右対称に並べようとされたと思われる文様は、星とフェタリティ。 幸せと豊穣を願う星と、家族や愛する人との絆を願うフェタリティ。とても家庭的な思いのこもったものかもしれません。 そんな希望と、ほのぼのとした雰囲気を感じさせる、落ち着いた、淡くてやさしい色使いです。 織り進めるごとに変わってきた模様のサイズは、ちりばめられた模様を無造作に見せてくれ、かえって変化に富んだ面白さがあります。 両端に縦ボーダーがなく、開かれた雰囲気。隔たりなく床へと広がってゆくことでしょう。..

30~50年前に織られたこのセミオールドキリムは、中央アナトリアの南に位置するタウロス山脈の麓、ムット（ムーツ・ムッツ）の遊牧民たちによる最後の頃のキリムです。 未染のウールの色合いを活かした、アースカラーのナチュラルな色彩が多く見られるこの世代のムットとしてはカラフルなタイプです。大胆ですっきりとした素朴なデザインは、そのままムットらしさがよく出ています。 カラフルですがどこか大地由来の、落ち着いた安定感のある色彩で、その色の使われ方や配色も、細かいステッチや細い横ストライプなど、実はとても繊細です。とくに淡いものや濃いものなど、紫の染め色が印象的です。 ムットのキリムは、キリム..