Koya Obruk コンヤオブリュクアンティーク K23395

中央アナトリア、小アジアトルコのちょうど真ん中あたりに位置する、オブリュクのオールドキリムです。
かつてはヨーロッパとアジアの交易ルートとして栄えた都市でした。
オブリュクの伝統的なデザインのキリムは世界中に知られています。礼拝用のミフラーブ文様、その先端と、両肩に生命の木が置かれている、このようなデザインです。
こちらの場合は、ミフラーブの内部の中央にメダリオンが描かれ、そこからオオカミの口と思われるモチーフのアレンジが加えられています。
よく撚られた細い糸で、緻密に織られています。グレーがかったパープル、赤、ベージュ、草色といったシンプルな平織部分の織り目がとてもきれいで、おかげで染めむらも美しく表現されています。
色使いやデザインはシンプルですっきりしたものですが、左右ボーダーに織り込まれた櫛文様などには細かな手を要していて、とても丁寧に作られたキリムです。